top of page

犬のペットホテルはかわいそう?愛犬のストレスを減らすためには

  • 執筆者の写真: くどう まやか
    くどう まやか
  • 7 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:5 日前


皆さんこんにちは、大阪市福島区にあるoluoludogschoolの工藤です。

すっかり暖かくなり、これから春休み、ゴールデンウィークと春の旅行シーズンが近づいてきましたね。


ペットホテルをご検討される方の中には、ストレスがかかるのではないかと不安に思われる方も多くいらっしゃいます。

今回は、ペットホテルを利用するにあたり、愛犬がストレスなく過ごすためにはどんなことに気を付けてペットホテルを探したらいいのか、またお家でどのような準備やトレーニングをしておくとよいのかを紹介します。


おおまかなペットホテルの種類

・ゲージ、またはペットマンションタイプ

お預かり中基本的にはゲージで過ごしてもらい、オプションでお散歩などをつけるタイプです。

ホテルによっては一日のどこかでフリープレイタイムを設けていることがあります。

比較的ご予算が低めに設定されていることが多く、だいたい小型犬で3000~5000円でご利用いただけます。


・個室タイプ

ひとつのお部屋まるごと貸切って過ごせるラグジュアリーなホテルです。

こちらもオプションなどでお散歩などをつけることができるケースが多いです。

価格は小型犬で8000~15000円の所が多いでしょう。


・ケージレスタイプ

最近注目を集めているタイプで、完全フリーです。自宅兼ホテルなど、アットホームな環境で過ごせるホテルです。

相場は小型犬で5000~8000円くらいです。


余談ですが、oluoludogschoolのペットホテルはケージレスとケージタイプを合わせたタイプで、日中合間の休憩や夜間の睡眠は基本ゲージやクレート、それ以外はフリーで過ごしてもらっています。

ペットホテルの中には、当店のように複数のタイプの組み合わせもあります。

そのタイプのホテルが良いかは別の記事で紹介しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。


ペットホテルでかかるストレスの原因

1.不慣れな場所で過ごすことによる緊張


特にはじめてホテルを利用する場合、基本的にはどんなワンちゃんも緊張します。

どのタイプのホテルを利用するかによっても異なりますが、

・普段犬との接触があるかどうか

・他のところへのお泊り経験があるかどうか

・家族と離れた経験はあるか

・人見知りがあるかどうか

という経験値と、ワンちゃんの年齢によって緊張度合いが異なります。


経験値が低ければ緊張度合いは高くなり、年齢が高ければ高いほど慣れるまでに時間がかかります。

個室タイプであれば他の犬との接触はありませんが、ケージタイプでも常に犬の気配がしている状態で過ごすことになりますので、犬と面識がない子の場合は一睡もできないなんてこともざらにあります。


逆に言えば、仔犬のうちは非常に慣れるのが早いので、長くても1~2泊くらいであっというまに場に打ち解けて過ごせるようになるでしょう。

4~5か月の子犬であれば数時間で慣れることもあります。

逆に、1歳を超えてからはじめてのお泊りだと、ワンちゃんの性格によってはリラックスできるまでに1週間近くかかることがほとんどです。


そして、幼犬のときに幼稚園に通っていたわんちゃんは、シニアになってはじめて利用するホテルにいくことになってもかなり慣れるのが早い傾向があります。


2.ハウスに入ることそのものにストレスがある


ケージタイプのホテルの場合は特に、ハウスそのものに入ったことがないワンちゃんはプレイタイムや散歩の時以外はずっとストレスをかかえることになります。

また、当店の場合は日中の休憩時間や夜間の睡眠時などは安全を考慮してハウスで過ごしてもらっています。

当店のように常時ケージレスではないというホテルは結構あると思います。


3.家族と離れることに強いストレスがある


分離による不安行動があるわんちゃんの中には、誰か一人でも部屋に人がいればOKなわんちゃんと、そもそも家族とひとときも離れられないワンちゃんがいます。

後者の場合は飼い主さんが去って行った瞬間から、お迎えにくるまでずっとストレスをかかえることがあります。

留守番ができない(したことがない)、一人で過ごすことができない、飼い主への後追いが激しいなどのワンちゃんはホテルでのお預かり中も情動行動、激しく鳴く・吠えるなどの行動をとり続けることがあり、ホテル内でリラックスするまでにものすごく時間がかかります。


トレーナー目線で言うと、1~2か月ほどの長期利用であれば慣れてくれますが、そうでない場合は家族と離れたときの不安を軽減するためのトレーニングをおこなった方がよいでしょう。


強いストレスがかかりすぎるとどうなる?

・食事をとれない

・おトイレを我慢する

・眠れない

・嘔吐・下痢など、体調が悪くなる

・一晩中吠え続ける

などが起こります。

経験上緊張度合いが高いワンちゃんは、宿泊開始から3~5日くらいでお腹を壊すことが多く見受けられます。

また、ホテルによっては一晩中吠え続けるほど神経質なわんちゃんは宿泊を断られるケースがあります。


ペットホテルでストレスフリーで過ごしてもらうための工夫

若いうちから慣らす


1歳未満のときに、ホテルに頻回に預けていた・幼稚園に通っていたワンちゃんはかなり場慣れするまでのスピードが速いです。

用事がなくても数回預けて「楽しかった」「なんともなかった」という経験値を積ませてあげましょう。


慣らし保育をする


これはそのホテルの形態によっても異なりますが、宿泊の前に慣らしで通った方が安心です。

一時預かりや一日預かりを使ったり、お散歩中に立ち寄っておやつを貰うなど、その場所に「いい経験」を作ってあげることで実際に泊まった時のストレスを軽減することができます。


ハウストレーニングをしておく


ハウスの中が安心安全な場所になっていると、どのタイプのホテルであってもハウス一つあればその中ではリラックスして過ごせるようになります。

また、ハウスで過ごせるということは一人で過ごすことにもストレスがないということです。

そのぶん、お預かり中のメンタルも安定しやすくなります。


好きなもの(食べ物)を増やしておく


ワンちゃんが場慣れをするときに大きな手助けとなるのが大好きな食べ物です。

極度の緊張度であっても、喜んで食べられるおやつがあったり、ごはんをモリモリ食べてくれるワンちゃんは慣れるまでが早いです。

「いいこと・うれしいことがあった」という経験は、ワンちゃんにとって「この場所(ホテル)=うれしい」という学習に直結しやすいです。


この「いいこと」はスタッフと仲良くなる、犬と遊ぶなどどんな経験でも成立しますが、食べ物が一番どんな子でもわかりやすく提示できる刺激の一つです。

前述した「場慣れのために事前に通う」の際にも、そこでしかもらえない超強力な美味しいオヤツがあるとベストですね。


逆に神経質で、食が細い子、普段の食事がハイグレード(手作り食や生食など)すぎる場合は中々ごはんが食べられないということがあります。


ハーネスや首輪の着脱練習をしておく


特に、お散歩をオプションでつけるホテルの場合は必ずハーネスと首輪の着脱練習をしておきましょう。

慣れていない相手から首輪やハーネスをつけられるというのは結構ハードルが高いものです。

ハーネス・首輪が苦手なワンちゃんはさらにそのハードルがあがってしまいます。

また、ハーネスや首輪が緩いと脱走のリスクが高く危険です。抜けないようにフィッティングをしておきましょう。


ペットホテルはかわいそうなのか?

ペットホテルはそのワンちゃんにあったタイプのホテルを選び、ワンちゃんが何にストレスを感じるのかを理解した上で適切なトレーニングや慣らしをしてあげることで、ストレスなく過ごすことができます。

ですから、「かわいそう」になるかはそれまでの犬の経験によります。


旅行や帰省などに関わらず、ペットホテルに急遽預けなければならないという場面は起こりえます。

また、ライフステージの変化によって預ける必要が出てくるということもありますよね。

たとえば転職によって出張が入るようになったり、家族の入院などで人手が足りなくなったり。

いつもご実家や友人宅に預けていたが、それができなくなるということもあります。


犬のことを思うのならば、

・家や家族友人じゃない場所で安心して預けられるところを探しておく

・なるべく家族と離れることで強いストレスを感じないように予防のトレーニングをしてあげる

というのは必須で行ってあげていただきたいなと思います。


当店のペットホテルには様々なワンちゃんが来ます。

中には、成犬で初めてペットホテルを利用するという子もいますが、大体しきりに落ち着かなかったり、ごはんが食べられなかったり、夜に鳴いていたり…とソワソワしていることがほとんどです。

おトイレを我慢するわんちゃんだと、そもそもあまり排泄もしてくれないということも。

そういったワンちゃんを見ていると、お預かりしている側も「つらそうだなあ」と思ってしまいます。


逆に昔から何度もホテルに来ている子の多くは滞在中楽しんで過ごしてくれています。

回数を重ねるごとに慣れていき、新たな一面が見えるのがこちらも楽しいです。


そして、幼稚園に長く通っているワンちゃんが泊まりにきたときはまるでいつもここで生活しているかのようなリラックス度合いで過ごしてくれます。

夜寝る支度をするとみんな自分からハウスに入っていき、「じゃ、おやすみ~」と寝入る姿は、見ているこちらも安心感があります。

そしてワンちゃんの気持ちがちょっとソワソワしたときも、こちら側も何でソワソワしているか見当がつきやすいです。


ぜひ、愛犬に合ったペットホテルを探して、何度か慣らしも含めて楽しい場所に変えてあげてくださいね。

 
 
 

コメント


bottom of page