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仔犬のおトイレのしつけ方法

執筆者の写真: くどう まやかくどう まやか

更新日:2023年6月21日

みなさんこんにちは。oluolu dogschoolです🐶

ワンちゃんを迎えてから、8割近い飼い主さんが最初に取り組む・困るのが「トイレのしつけ」ではないでしょうか?


  • おトイレの仕方を教えたいけど、どうやって教えたらいいかわからない

  • おトイレのしつけをしているけどうまくいかない

  • 教えて、覚えてくれたけどまた失敗するようになってしまった…

そんな方のために、今回は仔犬のおトイレしつけ方法についてご紹介します✨

成犬でも、生活の中を見直したり、教え直したりするのに参考にしてみてくださいね!


 


トイレのしつけをするうえで重要なこと


犬 トイレ

おトイレを教えるうえでとっても重要なことが2つあります。

  1. 失敗させない

  2. 叱らない

です。

1.失敗させない

まず、ペットシーツやトイレトレイを用意して、何もせずに最初からできるワンちゃんはほとんどいません。

稀に先住犬の様子を見て学ぶワンちゃんがいますが、基本的には人が1から教えることが必要です。人間もおむつからおトイレにだんだんステップアップしていくのと同じです。


おトイレの失敗(違う場所でする)のが重なれば重なるほど、正しいおトイレの仕方を教えるのがだんだんと困難になっていきます。

どうやって教えていくかは後ほど後述しますが、おトイレの成功が習慣化するまではある程度行動を制限する必要があります。

つまるところ手間がかかりますので、仔犬を迎えたらその手間を惜しまずかけてあげてくださいね。


2.叱らない

おトイレを叱って教えるといいことは一つもありません。より失敗するようになるケースがほとんどですので、排泄の失敗は絶対に叱らないでください。


1と繋がる部分がありますが、イエスを知らない犬にノーを教えることはできません。

それに、学習履歴がまっさらな仔犬にとってはペットシーツの上で排泄をすることも、違う場所ですることも同じ「排泄」という行動です。


その為、人からすると「場所が違う!」ということに対して怒っているつもりでも、ワンちゃんには大体違う意味合いで伝わっていると思いましょう。

これまでたくさんのおトイレの悩みを聞いてきましたが、叱って教えているご家庭のワンちゃんの多くは排泄をしたことそのものに対して叱られたと思って隠れてするようになったり、食糞などの別の問題行動を併発しているケースがみられます。


 


おトイレの位置

ワンちゃんはおトイレに関していくつかの習性を持っています。

「失敗させない」ためには、失敗させない環境づくりからはじめましょう。


寝床から遠い位置、または反対側、壁際に排泄する

ワンちゃんはとってもきれい好きな動物です。大体のワンちゃんは自分の排せつ物の匂いを嫌っているので、なるべく寝床から離れたところに排泄をする習性があります。

1~2か月くらいの仔犬は自立心がまだ育っていないので寝床ですることがありますが、心が成長するに伴いその傾向が強くなります。


準備するもの

基本的にはおトイレは、サークルの中(寝床)と別の場所の2か所の設置を推奨しています。


サークルの中


犬 トイレ しつけ
サークル内は寝床とトイレを反対に置き、区切りを明確に◎

  • ペットシーツ

  • トイレトレイ

  • ベッドやカドラー、クレートなど境目が明確な寝床

サークルの外

  • サークルやパーテーションなど仕切るもの

  • ペットシーツ

  • トイレトレイまたはメッシュ

トイレのサイズ

体長(胸からおしりまでの長さ)に合っているサイズを選ぶことが大切です。

体がはみ出てしまうと、もちろんトイレもはみ出してしまいます。

ワンちゃんがおトイレの前にクルクル回った時に体がはみ出ないくらいのサイズを選びましょう。


ペットシーツ

基本的には1回したらすぐに変えるのが好ましいです。

汚いシーツだと、嫌がって違う場所ですることがあるためです。

サークルの中は、お留守番時に直ぐに替えられない時もあると思いますので、吸水性の高いものを選びましょう。


トイレトレイ

正直、あってもなくてもどちらでもいいのですが、ペットシーツを掘ってずらしたり、かじって破くことがある場合はあった方がいいです。


サークル外のおトイレの場所

なるべくメインの生活スペースから見て遠い場所に設置しましょう。

ただし、部屋をまたいでいると自分から戻るのが難しいので、ワンちゃんの視界に入るように設置することが大切です。


 

おトイレの教えるときのポイント

おトイレの教え方は、手間はかかりますがとってもシンプル!

ワンちゃんの習性をおさえたうえで、失敗させずに成功体験を積み重ね、出来たらほめる!出来なかったらハウスでリセット。この繰り返しです。



大阪市福島区 ドッグスクール



そのため、おトイレを覚えるまではある程度の行動制限が必要です。

基本サークルで過ごしてもらう⇒タイミングを見計らっておトイレに連れていく⇒成功できたら遊ぶ⇒30分~1時間でハウスに戻す

の繰り返しが基本。


覚えるまではサークルから出している間、片時も目を離せないと思ってください💦

仔犬を迎えたばかりで嬉しくてずっと一緒に過ごしたくなる方もいるかもしれませんが、最初のうちにしっかりおトイレを教えておけば、そのあと一緒にいる時間も伸ばすことができます。

ぐっとこらえて取り組みましょう!


ポイント① おトイレを催しやすいタイミングで、おトイレに連れていく

  • 寝起き

  • 食後

  • 走り回って一息ついたあと

このタイミングを見計らって、飼い主さんがおトイレに連れていきましょう。

この時、囲いがないと飼い主さんとの遊びの時間の区別がつかないので、おトイレスペースにいれたらトイレをするまで触らずに待ちましょう。

出来たらたくさん褒めます◎


ポイント② おトイレしそうなサインを見極めて、おトイレに連れていく

  • ソワソワしながら地面の匂いを嗅ぐ

  • 足踏み・その場でクルクルまわる

このサインが見えたら、すぐにおトイレに連れていきましょう!

出来たらたくさん褒めます◎


ポイント③ おトイレの間隔を把握してリズムを作る

もちろんその子によって異なりますが、大体月齢によっておトイレの時間の間隔には傾向があります。

ずっとフリーで出ている状態だと見過ごしてしまうので、基本的にはおトイレの間隔に合わせて

遊ぶ⇒30分~1時間くらいでハウスに入れる⇒起こしてトイレに連れていく⇒出来たら褒める

この流れを繰り返します。

  • 3~4か月…1時間~1時間半

  • 4~6か月…2時間

  • 6か月以降…3~4時間

※お水を飲む量や、食事の水分量、体の大きさによってもトイレの間隔は異なります。

小型犬の方が間隔は短く、大型犬の方が間隔が長いです。

成犬になってからは、3~4時間の間隔で排泄をすることもあれば、6~8時間近くしないワンちゃんもいます。


ポイント④ 掛け声をつける

「今おトイレしてほしいな~」という掛け声は教えておくとよいでしょう。

トイレの間隔が伸びてきたときに今おトイレしてほしいという意図を伝えやすくなります。


おトイレの場所を教え終わった後のステップで、出かけるから今してほしい!でかけ先でここでしてほしい!という時に教えておくと、ワンちゃんが必要以上に我慢をしたり、お漏らしをしてしまったりすることを防げます。


掛け声をつけるときは、ワンちゃんが嬉しくなったり興奮したりしないようになるべくリズミカルで無機質な言葉を選びましょう。

当スクールでは「ワン・ツー」を繰り返して教えることが多いです💡


ポイント⑤ 1歳半くらいまでは一進一退

一度トイレを覚えても、心の成長によって心理的に失敗が出たり、別の学習をして失敗してしまうことはよくあります。

生活習慣がリズムが変わったり、慣れてきたからと褒めるのをおろそかにしていると失敗が多くなるので、1歳~1歳半くらいまではバランスを見ながら教え続けましょう✨



 


それでもおトイレがうまく教えられない…



大阪市福島区 ドッグトレーナー

お留守番が長すぎて褒めるタイミングを逃したり、家族でルールがバラバラだったり、失敗の回数が積み重なりすぎてしまうと修正するのに時間がかかります。

特に仔犬の時期にお留守番の時間が3時間以上あると当然褒めるタイミングがないので、トイレのイエスを教えることができません。


また、成犬でおトイレのお困りごとがある場合は、なかなか成功を積み重ねられない場合もあります。


そんな時は一度当スクールにご相談ください!

スタッフが常駐しているので、おトイレのリズム習慣をつけるお手伝いをさせていただきます。




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