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犬育てにおける育児ノイローゼって?【ゆるブログ】

執筆者の写真: くどう まやかくどう まやか



こんにちは、大阪市福島区の犬の幼稚園oluolu dog schoolの工藤です🐶

今日は犬育てにおける「育児ノイローゼ」についてお話していきます!


育児ノイローゼって?






人間でいう育児ノイローゼとは、育児に対して過度な不安や苛立ち、ストレスから引き起こされる抑うつ状態のことを指します。

犬育てにおける育児ノイローゼも同じことが言えます。


こんな気持ち、もしかしたら育児ノイローゼかも?


・犬の吠えや噛み、おトイレなどの困った行動が繰り返されるたびに強いストレスを感じる

・よくしていきたいと思うのに、どうしたらいいかわからなくて苦しい

・愛犬のことがわからなくてストレスを感じる

・怒りたくないのに、ついつい愛犬を怒ってしまい自己嫌悪に陥る

愛犬のことがかわいいと思えない


当店にも、様々な飼い主様がいらっしゃいますが、中には育児ノイローゼになっている方も見受けられます。


かわいい、愛してる、大切だという思いとは裏腹に、愛犬に対してストレスや憤りを感じてしまったり、時にはそれを犬にぶつけてしまったり…そうすることでより自己嫌悪を覚えてしまう。

自分の責任で愛犬を迎えたのに、自分は飼い主失格なんじゃないか。よその家に行った方がこの子は幸せなんじゃないかと思ってしまう。


こんな状態、とっても苦しいですよね。

また、人間の子育てであれば共感してくれる人もたくさんいるかもしれませんが、犬育てにおいては理解してくれる人が身近にいないケースもあります。


育児ノイローゼになりやすいケース




①2頭目を迎えた

1頭目に迎えたワンちゃんはとってもおりこうさんで、2頭目も同じ犬種を…と迎えたら驚くほど元気いっぱい・やんちゃなワンちゃんで育児ノイローゼになってしまう

というケースはかなり多いと思います。


過去に一緒に暮らしていた犬と大きなギャップがあると、戸惑ってしまうのも無理はありませんよね。

経験上ダントツで多いのがこの2頭目ケースです。


②理想の暮らしがかなわなかった

犬を迎えたらこんな風にお散歩して…

ドッグカフェにおでかけして…

こんな関係になりたいな!なんて想像して迎えてみたら、とてもそんな理想の暮らしとはかけ離れてしまった…というケースです。


また、ペットショップなどで「吠えない犬種です」「散歩がいらない犬種です」と言われて迎えたら、全然そんなことなかった…なんていうケースもありますね。


③自分のQOLが下がったと感じる

一晩中鳴き続けるから寝不足に…

おトイレを失敗し続けるから常に部屋中掃除して回っている…

家具や家を壊されて家の中がボロボロに…

など、エスカレートした困った行動に疲弊してしまうケースです。


④犬育てに自信があった

過去に犬を飼っていたことがあったり、動物に関する専門学校を出た、アルバイトをしていた、実際に犬とかかわる仕事をしていた…など犬育てに自信があると、うまくいかなかったときに「こんなはずじゃない!」「どうしてうまくいかないんだ!?」と憤ってしまうケースです。

自信がある分、抱えているモヤモヤをなかなか周りに相談することができないというのも要因の一つ。


育児ノイローゼになったらどうしたらいい?



犬のことを知る

なぜこうなるのか、なぜこんなことをするのか、その理由がわかれば案外あっさり解決するかもしれません。

また、「なぜ」の次に「どうしたらいいのか」がわかるとなおよいですね。


例えば「噛み」だったら、発散不足による遊びたい噛みなのか、触らないでほしいという嫌だよの噛みなのかがわかれば少しだけ愛犬を理解することができます。

前者ならば噛んでもいいものを用意して別の発散方法を提案する。

後者ならば触り方に気を使ったり、触る練習をしてあげる。


犬は無駄なことはしません。人間がなんでこんなことばっかりするの!と思う行動には全て理由があり、それを続けるのにも理由があるのです。

また、犬側が「なんでそんなことばっかりするの?」と人間に対して思っている場合、より悪い方向へ転がってしまうことがあります。

理由がわかって、どうしたらいいかもわかれば人と犬がお互い噛み合い、結果ノイローゼも解消していきます。


スクールや幼稚園に預ける

いったん離れるというのも大切です。

同じ空間にいて精神的に距離を取れるような人であればわざわざ預ける必要はありませんが、それができないからこそ育児ノイローゼになってしまうのです。


スクールや幼稚園に預けて犬と物理的な距離をあけることで、いったん過敏になった自分の心をなだめてあげましょう。

たとえば吠えや噛みなど困った行動がある場合、犬が吠えたり噛んだりするたびにモヤモヤ、イライラ…その気持ちが冷める前に頻繁に吠えや噛みが起こると、どんどん気持ちが上乗せされてどんどん過敏になってしまうのです。


また、愛犬のことを良く知る第三者に、客観的な話を聞くことで「自分が思うよりうちの子っていい子なんだ!」と気づけたりします。

「他人に任せるなんて、飼い主失格だ…」と思う必要はありません。

私たちトレーナーは、そういう飼い主様のお力になるためにこのお仕事をしているのです。


「一生懸命」をやめる


「頑張って犬と向き合わなきゃ!トレーニングたくさんしなきゃ!!」と思うことを辞めましょう。

かえってその一生懸命さが犬に伝わって、犬側の余裕がなくなるということもあります。

また、こんなに頑張ってるのにどうして伝わらないんだろう、とヤキモキしてしまうことも。


「犬ってこういう生き物」って思うと、案外視野が広くなって心も軽くなるものです。

犬のトレーニングは、犬が発するボディランゲージや反応を細かく観察して、心の機微を見つけなければなりません。

一生懸命になっているとなかなかその視野が持てず、うまくいかないことばかりにフォーカスしてしまいがち。


犬って吠えるもの。犬って噛むもの。犬って人間と意思疎通とるのは簡単じゃないもの。

まずは人間がフラットにかまえることが大切です。


まとめ


いかがでしたか?

育児ノイローゼは決して珍しくありません。


そんなときは、一人で根を詰めずにまずはプロに相談してみましょう。

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