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  • 執筆者の写真くどう まやか

犬友達って必要?犬同士の遊びについての考え方

更新日:2023年10月23日




こんにちは!大阪市福島区のoluolu dog schoolの工藤です!

多くの飼い主様は「ワンちゃんと和やかに遊んでほしい」と願っていることでしょう。

飼い犬が犬を怖がったり、嫌ったりするよりは、仲良く遊んでいる方がいいと考えるのは自然なことです。


今回は、犬友達・犬同士の遊びの必要性について、私なりに思うことを解説していきます。

あくまでoluolu流の考え方ですので、諸説あるという点を踏まえてご覧ください。



犬同士の遊びや犬友達は必要不可欠ではない




まず、結論から言って必ずしも犬と遊べるようになる必要はありません

最も大切なことは「共存」できることであり、あくまで犬同士の遊びは発散の一つの選択肢としてあってもよいでしょう。

共存とは、犬と会ったときにドキドキしたりおびえたり、遊びたい気持ちから興奮したり追いかけようとしたりせずに、フラットな感情でいられること、無視しようと思えば無視できることです。


というのも、必ずしも犬が犬好きとは限らないからです。

また、好む遊び方もそれぞれ。

「ワンプロ」のような遊びが好きな子もいれば、おいかっけっこが好きな子もいる。

ご挨拶程度で十分なワンちゃんもいて、それは人間と同じです。

アウトドアやテーマパーク、イベントではしゃいで楽しむのが好きな方もいれば、ゆったりお茶を楽しんだり、お話をしながら歩いたり、インドアでまったり過ごすことが好きな方もいるでしょう。

それに、同じ犬だからと言って必ずしも仲良くなるとは限りません。

人間でいうなら、日本人だから、出身地が○○だから…という理由で仲良くなることを強要されても困ります。人には選択の余地がありますよね。


「絶対に遊べるようになってほしい」「誰とでも遊べるようになってほしい」という願いはあまり強く持たない方がよいと考えています。

犬にとってはせいぜい、2~3頭くらいのお友達がいれば十分ですし、「お友達」の在り方が必ずしも遊ぶこととは限りません


そしてすべての飼い主様に理解していただきたいのは、世の中には意外と犬嫌いなワンちゃんが多いということです。

人間にも人の好き嫌いがあるように、犬同士だからと言って誰とでも友達になれるということはまずありません


自分のワンちゃんに遊んでほしいという願いを優先せずに、ぜひ愛犬と他のワンちゃんに配慮できる飼い主さんが増えたらいいなと思っています。



仔犬の時期は必要不可欠

ただし生後60日以内の幼少期は別です。良質なブリーダーさんであれば、4カ月まで母犬から引き離さないところもあります。

母犬や兄弟犬とのコミュニケーションの中でしか育まれないものもあり、母犬から引き離されるのが早すぎる仔犬は社会性・自立心・犬らしさが欠落してしまうことがあります。

ここでいう犬らしさとは、犬同士のコミュニケーションも含まれます。

仔犬の社会化期については、また別の記事でご紹介していこうと思います。



犬タイプを理解しよう





「遊ぶ」よりも大切なこと


トレーナーとしては、犬同士で遊べるようになることよりも、犬に対して「平常心でいれる」ことの方が重要だと考えています。

そのためには愛犬のタイプや、犬に対してどう思っているのか、どういう行動をとるのかを理解した上で適切なトレーニングを行い、まずはどんなタイプのワンちゃんであってもスルーできる”平常心”を養うのが最優先事項です。


極度におびえたり、威嚇したり、吠えたり、逆に好きすぎるがゆえに興奮してしまったり…etc

こういった犬への先入観や精神状態は様々な問題行動を誘発し、最悪の場合咬傷などのトラブルに繋がることもあります。

また、やむを得ずホテルなど他の犬がいる環境にいかなければならないとき、ドキドキしたり興奮したりし続けてしまい、強いストレスを感じてしまうことも。


遊ばせる以前に、愛犬のQOLを上げる意味でも”平常心”は大切です。


タイプ1:犬に対して怖がるワンちゃん



犬に対して怯えや恐怖をおぼえるワンちゃんは、おびえずに回避する方法を教えることが大切です。

その為には、追いつめられるような怖い経験をさせない・トラウマを作らないことが大前提。

遊びや犬同士のコミュニケーションを強要しないことがとても大切です。

追い詰められたワンちゃんは攻撃行動をとるか、逃亡を図ります。


万が一ドッグランに連れて行って知らない犬に追い詰められ、脱走をしたりケガをさせたり、逆にけがをさせられたり…となるのは絶対に避けたいところですよね。脱走して迷子になるなど、もってのほかです。


犬に対してネガティブな感情が強い場合は、ドッグランのように不特定多数の犬が集まる場所には極力連れて行かないこと

ある程度顔見知りで、おっとりした子やあまり犬に動じない子とセッションを繰り返し、「なにも怖いことや嫌なことが起きなかった」という経験を積ませることが大切です。


慣れてきてから初めて、遊んだり、一緒に寝たり、行動を共にするといった次のアクションが生まれます。

人間でも、人見知りが強い人は初対面の人ばかりが集まる場所を避け、細く長い付き合いを大切にする…という方もいらっしゃいますよね。

それと同じことが言えます。


犬が嫌いなのに慣れてほしいからとドッグランに繰り返し連れていく…これはやってはいけません。

同じタイプのおとなしい性格か、相手の「やめて」を受け取ってふるまいを変えられるワンちゃんとの相性がよいでしょう。


タイプ2:犬に対して攻撃的な行動をとるワンちゃん



恐らくこのタイプのワンちゃんはドッグランなどに連れていくということはないと思います。

犬に怒ったり、吠えたり、噛んだり…攻撃的な行動回数が多ければ多いほど、どんどん過敏になっていくので平穏にやり過ごすようになることが先決。遊べるように…という気持ちは犬のために一旦捨ててあげましょう。

お散歩のときなどは充分に犬から距離をとり、どうしてもすれ違わなければならないときは飼い主が間に挟まって壁になるなどして配慮しましょう。


このタイプの注意点は、小型犬の場合攻撃的な行動を見過ごしやすいという点です。

大型犬の場合は相手にケガをさせる恐れがあることから、相当な注意を払っている方が多いのですが、体の小さなワンちゃんは主張も小さいので見過ごされかち。

喜んで吠えているように見えることもあるかもしれません。


最もやってはいけないのが、リードを短くもったり、抱っこをしたり、行動制限をして犬と触れ合わせることです。

逃げ場がなくなり、犬は相手に攻撃(咬む)する以外に選択肢がありません。

小型犬の場合は抱っこが安易にできるので特にやってしまいがちです。


怒らずに平穏な気持ちで一緒に過ごすことができるだけで充分でしょう。

一緒に過ごしたけど怒ることはない、まったり過ごせた、というだけでその子にとってその相手は宝物です。



タイプ3:犬が好きすぎるワンちゃん





犬が好きすぎる場合、遊び方が激しくなったり、押しつけがちになったり、思わず強く噛んだり…といったことがよく見られます。

相手が礼儀に厳しいワンちゃんだった場合や、犬がさほど好きでない場合は「やめて!」と怒られてケンカやケガに発展する恐れがあります。

また、犬を見ると興奮してひっぱったり、吠えたり…といった別の問題行動が強くでることもあります。


まずは遊びたい気持ちをこらえてスルー出来るようになること、

どんなに楽しく遊んでいる最中でも呼び戻し(オイデ)やマッテができることが大切です。

ドッグランなどに連れて行くときは、ヒートアップする前に呼び戻し。

楽しく遊ぶことは好きだけど、いつでも頭はスッキリしていて人の声が届く、いつでもクールダウンできるようにトレーニングしてあげましょう。


そして、実際に遊ばせるときは上手に怒ってくれるワンちゃんと遊ばせることから始めましょう。

相手が同じように興奮しやすかったり、加減ができなかったりすると失礼な遊び方を顧みず、押しつけが強い遊び方を覚えてしまいます。

自分の振る舞い方を間違うと、嫌がる相手がいるという認識をつくってあげることで、相手のワンちゃんと対話・コミュニケーションがとれるようになっていきます。


ここでポイントなのは「上手に」怒れること。

感情的に怒る相手とだと、思わぬケガに発展することがあります。

感情はフラットだけど、「だめだよ」としっかり怒ってくれる、力の加減ができるワンちゃんが好ましいです。

大体、同じ体格か自分よりも大きな相手の方がいいでしょう。


絶対やらないで!犬同士の遊びにまつわるNG


①抱っこしたまま・リードを短く持って挨拶をさせる

前項でも軽く触れましたが、ストレスを感じたときに逃げ場が全くない状態だと攻撃するしか手段がなく、噛むことがあります。

絶対にやめましょう。


②知らないワンちゃんがたくさんいるドッグランにいきなりつれていく

これは、犬が好きでも苦手でもどちらにもよい経験にはなりません。

自分自身(飼い主)がその場にいる人や犬を分からない状態でつれていくと、トラブルにもなりかねません。


③散歩中、犬が寄って行った時に近づける

お散歩中、ワンちゃんを何も言わずに近づける…という方は結構多いです。

相手が分からない状態で近づいてくる、さらにはリードで行動を制限されているので、トラブルがないとは言い切れません。

せめて犬のコミュニケーション任せにするのではなく、まずは人からご挨拶。相手が犬OKのワンちゃんかを確かめてからにしましょう。


ただ、トレーナー目線でいうなら、挨拶をさせるにしてもどんな犬でもスルーできるようになってからが理想です。


犬同士の遊びについてまとめ



序盤に結論付けた通り、犬友達や犬同士の遊びは必ずしも必要ではありません。

それよりは、心をかき乱されたりせずに「共存できる」ことが大切です。

犬同士で遊ぶとなると他のご家庭のワンちゃんとのかかわりあいになります。

お互いにとってケガのリスクがないというのが一番です。


犬にも好みがあり、遊び方や触れ合い方にも好みがあります。

相手のワンちゃんにとっても安全かどうかを見極めるのも飼い主のつとめです。

その為には、愛犬のタイプや好み、今必要な学習や経験を段階的に理解することです。


それから、「うちの子犬は苦手だから…」「興奮しちゃうから…」という理由から何もしないのもNG。

「犬に慣らす」ということ自体は必要だと思っています。


ホテルや病院、サロン、お散歩など、他の犬と出会う機会はたくさんあります。

その時にポジティブでもネガティブでも、心をかき乱されずにフラットな気持ちでいれることが理想です。

病院に行くたびにワンワン吠えたり、お散歩で犬に出くわすたびに興奮していたら、外出するのもはばかれますよね。


犬友達はその「フラットな状態」が基盤で、”基本は犬に対して無視できるけど、好きな子もいる”くらいがちょうどいいでしょう。


その為には、ある程度相手のワンちゃん・飼い主に協力を仰げる・相手や刺激の強さを選べるところから練習するのが好ましいです。

近頃、犬の幼稚園や保育園が沢山増えてきていますので、そういった施設を利用するのもよいでしょう。


もちろんoluoluでも、犬慣れやドッグランデビュー前の慣らしなどのご利用は大歓迎です!

パピー向けのパピーパーティーも開催しておりますので、ぜひドッグランデビュー前にご利用くださいませ。

ぜひお気軽にご相談くださいませ。


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