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  • 執筆者の写真くどう まやか

やりがち!犬との関わりでやってはいけない行動5選

犬しつけ教室

みなさんこんにちは!大阪市福島区の犬の幼稚園、oluolu dog schoolの工藤です。

本校では、「心と行動の成長」をテーマに、行動だけではなく心を育みながらトレーニングを行います。


ドックトレーニングやしつけというと、オスワリやマテなどの「行動」をイメージしがちですが、それだけではあらゆる刺激に対しての困った行動の改善や予防はできません。

心と行動、どちらにもアプローチが必要です。

わかりやすく吠えや噛みなどの行動に出なくても、ワンちゃんがストレスを感じるポイントはたくさんあります。

根底にある心を変えていくことで、根本からワンちゃんが人間社会で感じるストレスを軽減することができます。


今回は、やってしまいがちだけど実はワンちゃんのメンタルがぶれてしまう飼い主のNG行動について紹介します!


もくじ


①望まない行動をとったときだけ反応する



犬の幼稚園


例えば、お散歩中。

引っ張らず、吠えず、問題なく歩けているときは何も言わないのに、吠えたときやグイグイ引っ張った時だけ「こら!」と声をかけられる。

例えば、ドッグカフェ。

落ち着いてくつろいでいるときは何も言わないのに、隣に来たワンコに吠えたときだけ声をかけて体を触ってもらえる。

例えば、おもちゃやイタズラ。

自分用のおもちゃで遊んでいるときは放っておかれているのに、パパママの靴下をかじったときだけ飼い主が飛んできて追いかけっこになる。


こういうことが繰り返されると、ワンちゃんたちは次第に得をする方の行動をとるようになります

お散歩であれば、声をかけるべきなのは上手に歩けているとき。

ドッグカフェであれば、構ってもらえるのはくつろいでいるとき。

おもちゃやイタズラであれば、構ってもらえるのはオモチャで遊んでいるときです。

さて、日ごろのワンちゃんとの生活を見直してみて、思い当たることはありませんか?


②飛びついているときに構う



犬 飛びつき


大型犬はしっかり飛びつき防止の練習をしている飼い主さんが多いのですが、小型犬は可愛らしいので許容している…という方は多いのではないでしょうか。

飛びつきがNGな理由は2つあります。


②ー1 股関節・足・膝・腰に負担がかかる


とくに小型犬は足が細く、犬種によってはパテラ(膝のお皿がずれてしまう病気)になりやすい、または先天性で持っているケースが多くみられます。

ジャンプしながら飛びつくワンちゃんは思わぬタイミングで足を痛めたり、最悪の場合骨折などの大けがになりかねません。

ダックスやコーギーなど胴が長いワンちゃんは椎間板ヘルニアなど、腰を痛めることが多くあります。


体が元気なうちは目だった負担やケガがなくても、歳をとってからも飛びつきが癖になっていると急に足腰を痛めてしまうということもよくあります。


足を痛めて病院にいったら、飛びつかせない方がいいと獣医さんに言われた。けど、なかなかやめてくれない…。というお悩みは意外と多いものです。

ワンちゃんからすれば長年、飛びついたら構ってくれるという学習をしているわけですから、痛いうちは飛びつかなくなりますが、痛みが軽減したあとは傷めるからといってやめられないのです。


②ー2 興奮しやすくなる


ワンちゃんが興奮しているときによくでる行動の一つが「飛びつき」です。

日ごろから興奮したときの行動が強化されているワンちゃんはなかなか物事を冷静に見極める判断ができなくなり、興奮したときに自分の力でその興奮を抑制することができません。


健康上、メンタル上どちらの観点からも、極力飛びつきは控えてもらいましょう。


③いってきますとただいまの挨拶が激しい



犬 留守番


お留守番前、行ってきますの時に「○○ちゃん、行ってきます!イイコにしててね~さみしがらないでね!」とあいさつをしてからでていく。

帰ってきたとき、大喜びで出迎える愛犬に対して、「ただいま~!すきすき!さみしかったね~!」とハイテンションで帰宅。


愛犬が飼い主を恋しがったり、帰宅を歓迎してくれる様子はとっても可愛らしく、犬と暮らす上での醍醐味と言っても過言ではありません。

が、しかし!実はこの行動、メンタルトレーニングの観点ではNGです。


この行動の問題点は2つあります。


③ー1 飼い主がいなくなるというシチュエーションが苦痛になる。


いなくなるということにストレスを感じ、帰ってきたときの興奮と結びついてより強いストレスを感じるようになります。

こうなるとお留守番の時間がワンコにとっては苦痛の時間に。

お留守番中にさみしくて吠えたり、サロンなどに置いていくときに大絶叫。

飼い主がいなくなるということがいやでいやで毎回メンタルが大地震を起こします。

あまりにもそのストレスが強いと、鼻をこすってすりむいたり、自分の手足をカジカジしたり、ハウスの中のものを壊したり、吠え続けたり…と様々な困った行動を引き起こします。


家族がいなくなるたびにストレスを感じる生活…かわいそうだと思いませんか?

「ストレスを感じた」という機会が増えれば増えるほど、どんどんその苦手意識が増していきます。


それだけ飼い主への愛があるというのは嬉しいかわいいと思うかもしれませんが、実はその不安はその子の愛ではなく、日ごろの生活で経験したストレスへの拒否反応なのです。

生活習慣を見直すことで改善することができるので、愛犬のためを思って心を鬼に!

いってきますのときはそ~っと出る。ただいまの挨拶はワンちゃんが落ち着いてからにしましょう。



③ー2 興奮しやすくなる


日ごろから興奮するシチュエーションが多いワンちゃんは、あらゆる場面でその興奮が出やすくなります。

ただいま~!で興奮している状態でナデナデちゅっちゅしていると、興奮している状態がどんどん助長されてしまいます。

自分で興奮を抑制することができなくなるので、何か欲しいものや不安なことがあったときに興奮がセットになります。

興奮は吠えや噛みなどの問題行動と密接に関係しており、全く関係ないところで起こる困った行動の根底に紐づいていることが多くあります。


ちなみに…ハウスで寝かせている場合はおはようとおやすみの挨拶も同様です。


④名前で叱る・名前を連呼する



叱らないしつけ


人間は言語を理解しているので、名前が指しているのは自分のことだとわかっています。

ワンちゃんの場合はどちらかというと、「名前を呼ばれて振返ったらいいことがあった!」という経験から名前を識別していきます。

このいいことというのは、目が合った、飼い主が笑顔だった、遊んでもらった、ご褒美がもらえた…など様々なことを指します。


④ー1 名前で叱るのはなぜだめか

名前で叱ることが習慣になっていると、「名前を呼ばれたら悪いことが起こった」という学習が起こるので、「名前を呼ばれたら、呼んだ人を見る」という行動が減っていきます。


本校では叱ること自体、しつけの方法としては推奨していません。

が、生活を共にしているとどうしても怒っちゃう!ということもあるでしょう。そのときは普段は呼ばない別の名前やニックネームを使いましょう。


ちなみに、怒った時に目をそらしたワンちゃんに対して顔をつかんで、「どこ見てるの!怒ってるんだからこっち見なさい!」というのも絶対NGです。

目を見ることが悪い印象になり、なかなか見つめてくれなくなります。

目をそらしたり、あくびをするのは怒っている人に対して、「不安な気持ち」「敵意がないよ」「自分の気持ちを落ち着かせたい」といった心理の現れです。


もっというと、怒るという行為を犬に正しく伝えるのはとっても難しいです。

曲解して学習されることが多く、たくさんの副作用を引き起こします。

怒るというよりは、失敗させないためにどうするかというのがトレーニングにおいてとても重要なポイントです。


④ー2 名前の連呼はなぜだめか

前述したとおり、「名前を呼んで注目したらいいことがあった」という学習が、お名前を識別する根底にある学習です。

連呼すると、「見ても見なくても変わらない」「名前がBGMになる」のどちらかを覚えて、なかなか名前を呼んでも反応しなくなります。


⑤ワンちゃんが怖がっているときに「こわくない、こわくない」となだめる



犬しつけ教室


ワンちゃんが何かに対して怖がって、パニックになったりブルブル震えているときに、「どうしたの、大丈夫大丈夫」となだめる。これ、じつはNGです。

ワンちゃんは思ったよりも人の声色や表情をよく見ています。ワンちゃんの不安に同調すると、よりその不安が助長されてしまうのです。

ママたちが怖がってるから、あれはよっぽど怖いものに違いない。と思ってしまうんですね。


人間はその怖いものを理屈で理解することで克服することがあります。

例えば花火。大きな音が苦手、という場合はあっても、花火は身の危険を脅かすものではないと理解しているからこそ、その美しさを楽しむことができます。

が、ワンちゃんは違います。「なんだかよくわからない連続で鳴る轟音」という認識なので、恐ろしく感じるんですね。

しかも花火は夏の風物詩。頻繁に鳴るならともかく、一年おきになるので、忘れたころに鳴ってビックリしてしまいます。

理屈を理解することはできないので、何かに怖がっているときはシンプルにポジティブな感情を伝えてあげるか、ワンちゃんが大好きな遊びやご褒美でなるべく不安や怖さを「楽しい・嬉しい」で塗り替えてあげましょう。



まとめ


いかがでしたか?思い当たることはありましたか?

人間のお子様には普通に行うことも、実はワンちゃんには通用しないどころか、ワンちゃんにとってマイナスな学習につながることがあります。


ワンちゃんは言語を完璧に理解するわけではなく、直前直後に起こった出来事と自分や人の行動を総合してものごとを学習し、理解していきます。

また、人間はインターネットや書物、学校などで外部からの情報をいれることができるので、ものごとを客観的に考えることができますが、ワンちゃんにとっては我が家が世界の大部分です。飼い主さんが教えた通りに、飼い主さんと過ごした通りに成長していきます

この理解の過程が違うため、人間のお子様と同様にはいかないのです。


ぜひこの記事を読んで、愛犬への理解を深めていただければ幸いです!

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